冬になると喉に違和感を覚える人もいるでしょう。
実はライター自身昔から喉が弱く、少しの喉の痛みが翌日には声を出しづらくなるまでに発展するなど、悩まされることが多くあります。
違和感がある時点で対処しておかないと、何日も辛さを感じる羽目になりかねません。
本記事では、特に冬に起こりやすい喉の痛みに対して、効果的な対策や予防法を紹介します。
喉が痛くなる原因にはなにがあるかを確認しながら、少しでも辛さが和らぐよう実践してみてください。
目次
喉の痛みが出た際の対策7選
まず現在喉に痛みや違和感がある人に実践してほしい対策を7つ紹介します。
ライター本人も実践しています。特にはちみつの摂取はオススメ!
温かい塩水でうがいをする
のどの痛みを和らげるのは、温かい塩水でのうがいが効果的です。
コップ1杯のぬるま湯に対して小さじ1/4から1/2の塩分は体液より濃いため、喉の腫れた部分の水分が浸透圧によってにじみ出て、痛みが和らぎます。
また、喉の粘膜にうるおいを与え、乾燥を防ぐ意味でも有用です。
塩水うがいで大切なのは、ぬるま湯を使うことです。
塩が溶けやすくなるのはもちろんのこと、ぬるま湯は喉の血流を促進するため、免疫力アップが期待できます。
のど飴や喉のスプレーを使用する
のど飴やのどのスプレーを使用するのも、痛みを抑えるのに効果的です。
のど飴は唾液を分泌するため喉の粘膜保護、修復を促進してくれます。
喉の痛みの原因が声の出しすぎや乾燥などの場合、のど飴による症状の軽減も期待できるでしょう。
また、喉のスプレーは喉の痛みや風邪の原因となるウイルス・病原菌を直接殺菌してくれる効果もあります。
ヨウ素にアレルギーがある人は使用できないなど注意点があるため、必ず注意書きを読んでから使用するようにしてください。
部屋を加湿する
部屋が乾燥している場合は、50〜60%の湿度を意識して加湿するのもおすすめです。
空気が乾燥すると喉に炎症が起こり、痛みが生じやすくなります。
加湿器があれば常に快適な湿度を保てるものの、加湿器を保有していない人には以下の方法がおすすめです。
ウイルスの飛沫を飛ばさないために装着することが多いマスクにも、喉の潤いを保つ効果がありますよ。
十分な休息を摂る
喉の痛みを感じたら、たかがのど痛と侮らず、無理せず十分な休息を摂るようにしましょう。
喉の痛みは、炎症によって体が悲鳴を上げているサインです。
いま以上に悪化させないためにも、しっかりと睡眠時間を確保して休んでください。
はちみつを摂取する
はちみつを摂取するのも、喉の痛みの対策法として有効です。
はちみつには抗炎症、抗菌、抗酸化作用があるため、喉の痛みや咳を和らげる効果があります。
また、高い糖度があることから細菌の繁殖を防ぐ効果が期待できるでしょう。
ライター個人としてはそのまま飲むのが効果絶大です!浸透圧の影響でイガイガするなどの症状を感じることもありますが、一時的なもののため安心してください。
なお、1歳未満の乳児は乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、食べさせないようにしてください。
喉をこまめに潤す
喉の痛みが軽い場合は、喉を潤すことで症状が軽減されることもあります。
のどにいい飲み物としては、生姜湯やはちみつ湯、お茶、野菜ジュースがおすすめです。
アルコールやカフェイン入りの飲み物は利尿作用により喉の水分を奪う作用があるため、避けた方が良いでしょう。
病院に行く
喉の痛みや違和感が1週間以上続く場合は、病院を受診してください。
喉のつかえや飲み込みにくさを感じたり、喉の奥に白い斑点があったりする場合は、1週間を待たずに早めに行くのが良いでしょう。
病院に行く際は、耳鼻咽喉科の受診が一般的です。
症状に合わせて、取れる対策を実施するようにしてください。
喉が痛くなる主な原因
そもそも、喉が痛くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
喉が痛くなる主な原因5つを、下記で紹介します。
ウイルス・細菌感染
喉が痛くなる原因として多いのが、ウイルスや細菌の感染です。
ウイルスや細菌に感染すると、扁桃が炎症を起こして喉の痛みを感じます。
鼻水や発熱、痰や咳をともなうこともありますが、一般的には数日で回復するでしょう。
アレルギー反応
鼻や口から入った抗原により、アレルギー反応として喉の痛みが引き起こされることがあります。
「抗原」とは、体の中に侵入してきた異物を指します。
花粉が原因の喉の痛みは、喉に付着したアレルゲンを洗い流すためにうがいをするのがおすすめです。
喫煙
喉の痛みの原因として、喫煙が挙げられます。
煙草に含まれているニコチンやタールなどの有害物質が、喉の粘膜の線毛を刺激するからです。
自身が煙草を吸わなくても、周りの喫煙者の煙によって刺激を受けることもあるため、注意してください。
声帯の過度な使用
声帯を酷使するのも、喉の痛みの原因です。
通常、声を出すことで喉が痛むことはないものの、過度に大きな声を出し続けることで、声帯やその付近の粘膜にダメージを受けると痛みを伴うことがあります。
通常であれば1〜2週間程度での症状の改善が期待できるため、その間は大きな声を出すのを控え、喉が乾燥しないように注意しましょう。
ストレス
ストレスは、喉の痛みの主な原因の一つです。
ストレスを受けると自律神経のバランスが乱れ、交感神経の働きが強まるため、喉の筋肉が過剰に収縮し、喉の違和感や痛みを覚える場合があります。
特に強いストレスを受けると自然に呼吸が浅くなって喉の違和感がひどくなる傾向にあるため、深呼吸を繰り返して落ち着きを取り戻すのが効果的でしょう。
喉が痛くならないための予防法
最後に、喉が痛くならないための予防法を5つ紹介します。
喉の痛みは一度出てしまうと、1週間ほど安静にしていなければなりません。
痛みを感じないために、日常に予防法を取り入れましょう。
手洗い・うがい
喉の痛みが出ないためには、日頃の手洗い・うがい習慣が大切です。
多くの病原体は喉や消化器官の粘膜、目の粘膜、鼻の粘膜から感染するため、手指などに付着したウイルスを物理的に除去できます。
手洗い・うがいとも、手や喉の奥に付着したウイルスや細菌を洗い流すイメージを持ちながら実施するのがおすすめです。
適度な加湿
喉の痛みを予防するためには、部屋の湿度にも気を配り、適度な加湿を心がけましょう。
空気が乾燥すると喉に炎症が起こり、痛みが生じやすくなるからです。
加湿しすぎると、ダニやカビが繁殖し、かえって喉に悪影響を及ぼすため、喉に優しいとされる50%〜60%の湿度を意識してみてください。
バランスの良い栄養摂取
喉の痛み予防には、日頃からバランスの良い食事をして栄養摂取をするのが大切です。
バランスの良い食事とは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンなどを含む食事です。
ビタミンは特にA・C・Eが大切とされており、いずれも体内の活性酸素の働きを妨げ、免疫細胞の機能低下を防ぎます。
十分な休息
疲れているときにしっかり休息をとるのも、喉の痛み予防に大切です。
ストレスや睡眠不足をそのままにすると、抵抗力が弱まってしまいます。
身体を休めて睡眠を取ることで、免疫力が維持・強化され、病気の予防に役立つでしょう。
適度な運動
喉の痛みを予防するためには、適度な運動を心がけましょう。
適度な運動とは、汗を軽くかき、心拍数が少し上がる軽い活動を20分以上継続することを指します。
適度な運動を続けることで、代謝が良く免疫力が高い状態が保たれ、ウイルスや細菌の感染リスクが低くなります。
反対に過度な運動は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が高くなるため、免疫力が低下するため感染リスクが高まる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
喉が痛みに悩まされている人に向けて、ライターも実践している効果的な対策法を7つ紹介しました。
喉の痛みが出ると、仕事や日常生活に支障が出るまでに悪化することもあり、悩んでいる人も多いでしょう。
今回紹介した方法から自分に合うものを見つけ、少しでも喉の痛みが緩和するよう実践してみてください。